トロイダル磁場インサート・コイルの熱流体特性

Thermohydmulic Properties of the TF Inseert Coil


原研A,エフレモフ研B

@河野 勝己A,濱田 一弥A,原 英治A,加藤 崇A,檜山 忠雄A,高橋 龍吉A,奥野 清A,I.RodinB, S.EgorovB


  本年8月中旬より、原研に建設された中心ソレノイド(CS)モデル・コイル試験装置を用いてITERトロイダル磁場(TF)インサート・コイルの冷却を開始し、約410時間後に超伝導遷移を確認した。TFインサート・コイルは、CSモデル・コイルと同様な円形断面を持つ強制冷却超伝導導体を使用しており、導体長さは約50mである。予冷時に本コイルの冷却特性や圧力損失特性が観測され、2000年に行なったCSモデル・コイルのそれらの特性と比較検討を行なった。これらの結果より、超臨界ヘリウム強制冷却型大型超伝導導体における熱流体特性について報告する。