development of 1 GHz NMR magnet (V)
-field stability and homogeneity at 920MHz-
物質・材料研究機構,神戸製鋼A,JMTB
@木吉 司,佐藤明男,竹内孝夫,伊藤喜久男,松本真治,尾崎 修,福島敬二,和田 仁,吉川正敏A,神門 剛A,伊藤 聡A, 三木孝史A,長谷隆司A,濱田 衛A,林 征治A,川手剛雄A,広瀬量一B
物質・材料研究機構の強磁場研究グループは、超伝導材料研究マルチコアプロジェクトにおいて、1GHz級NMRマグネットの開発を進めている。このマグネットは21.1Tを発生する金属系外層マグネットに酸化物系内層マグネットを組み込んで、プロトンの共鳴周波数1GHzに相当する中心磁場23.5Tを実現する計画である。現在は酸化物の代わりにNb3Snの内層マグネットを組み込んでシステムの試験を実施している。この試験において、本マグネットは超伝導マグネットとしては最高の磁場21.6 T(920MHz)での永久電流モードの運転に成功した。得られた磁場の安定度および均一度の結果から、本マグネットが高分解能NMRマグネットの仕様を満足することを確認した。