QMGを用いた超低抵抗導体の通電特性

Transport propreties of ultra low resistance conductors made of QMG


新日鉄先端研A

@森田充AA,手嶋英一A,平野芳生A


  QMG(単結晶状の123相中に211相が微細分散した超電導バルク材料)を棒状に加工し、これらの棒状試料を互いに継ぎ目を覆うように電気的に接続した導体(バルク線材)の通電特性について報告する。棒状試料のサイズは、断面積0.8x2.0mm、長さ30mm。接続は、半田接続および銀ペースト焼き付け法により行った。液体窒素中での通電試験の結果、極めてい低い接続抵抗はともなうものの、数百アンペアーの電流を焼損することなく通電できることが分かった。このことから、このようなバルク線材は、種々の応用の可能性を有するものと思われる。当日は、接続抵抗およびバルク線材応用についても議論する。