Ag添加 Dy123系大型バルク超電導材料の捕捉磁場特性

Field trapping properties of large Dy123/Ag bulk superconductors


超電導工研

@成木紳也, 坂井直道, 村上雅人


  Dy211の添加量および粒径を変化させた種々のDy123/Ag系大型バルク超電導体を大気中で作製し、Jc特性と捕捉磁場特性との関係を調べた。外部磁場ゼロにおける捕捉磁場はDy211添加量の増大、Dy211粒子の微細化により向上し、直径48mmのバルク体では2T (77 K)に達した。また、Dy211添加量が5mol%と少ないバルク体の捕捉磁場は外部磁場1.5T付近でピークが見られ、これはJc-B特性におけるピーク効果に対応していた。