Bi2212大容量導体の開発(IV)

昭和電線電纜株式会社^A,IGC-AdvancedSuperconductors^B，Lawrence Berkeley NationalLaboratory^C，中部電力株式会社^D
@青木裕治，大谷望，長谷川隆代^A,Leszeck Motowidlo，Robert S Sokolowski^B,Ron Scanlan^C,平野直樹、長屋重夫^D

　 大型SMES用の大容量・高強度導体として、Bi-2212超電導線材の集合、撚り線化により構成されるラザフォード型圧縮成型導体の開発を行っており、20ストランドタイプの導体では3.5kA以上の通電容量を確認している。しかし、実機レベルでの応用を考えると、更なる導体のIcアップが求められている。導体の容量を向上させるためには、素線のJcの向上が不可欠である。今回、我々は素線のJc向上を目的として、使用する銀合金の種類と線材構造を変更した。本報では、これらの線材に関する特性評価の結果を中心に報告する。