九大A,富士電機B,九州変圧器C
@末廣純也A,小松宏彰A,櫛永稔A,原雅則A,岩熊成卓A,船木和夫A,上出俊夫B,能瀬眞一B,今野雅行B,坊野敬昭B,丸山博C
著者らは電力系統での連系試験を念頭に置いた酸化物超電導変圧器の開発を進めている。実系統での安定した運転の為には、定格電圧だけでなく雷サージなどの過電圧に対する電気絶縁を十分に考慮する必要がある。本研究では、実器と同じ材料と構造を持つモデルコイルを製作し、交流、インパルス電圧に対する絶縁試験を行った。その結果、実器換算で交流50kV、インパルス150kVに対する耐絶縁性を確認した。更に、超電導体のクエンチを模擬するため、コイル内部の冷却チャンネル内に気泡が存在する条件下で試験を行い、気泡による絶縁性能の低下がないことを確認した。