液体窒素冷却1000kVA酸化物超電導変圧器の開発 4.交流損失特性


九州大学A,富士電機B,九州変圧器C
@岩熊成卓A,福田祐三A,松村健太郎A,船木和夫A,上出俊夫B,能瀬眞一B,今野雅行B,坊野敬昭B,丸山博C


  液体窒素冷却方式1000kVA-22kV/6.9kV酸化物超電導変圧器の開発に成功した。モデルコイルを用いた短絡、絶縁特性の検証試験を経て、実器を設計、製作し、工場試験の結果、設計通りの特性が得られることを確認した。導体には銀合金母材Bi2223多芯線を素線とした並列導体を採用し、転移を施すことにより均等分流、低交流損失化を図った。ここでは、特に素線の交流損失特性と巻線の交流損失特性について報告する。