高エネ研 @春山富義
液体キセノンは高エネルギー粒子検出に使用される。粒子と反応して発生するシンチレーション光を光電子贈倍管で検出するが、プリアンプ部や分圧用チップ抵抗などで発熱が起こる。光を検出するので液体中の気泡は信号を歪める可能性がある。キセノンは高価であること等から、これまで液体キセノンの沸騰熱伝達データは実験的に得られていない。前報のパルス管冷凍装置で液化したキセノン中で白金線等を用いた沸騰熱伝達のデータを得た。