山形大学工学部
@金原智之,楠正暢,向田昌志,大嶋重利
超伝導材料の移動体通信への応用として平面型フィルタが発表されてきた。 帯域通過型フィルタにおいて、段数を増やすことは急峻なスカート特性を 得るために非常に重要である。しかしながら、比帯域1%以下の狭帯域を実 現するためには各共振器間の結合を疎にする必要性から小型化は容易ではない。 我々は、狭帯域フィルタの小型化を目的として楕円関数型フィルタに着目 した。ヘアピン共振器を用いた8段楕円関数型フィルタの設計を行い、設計 値を満たす特性を得た。現在、フィルタ試作の検討を行っている。