超電導工研
@成木紳也,坂井直道,宮本 毅,村上雅人
Gd123:Gd211=10:x (x=2-8) の種々の組成比を有するGd-Ba-Cu-O/Ag系超電導バルク材料をOCMG法により作製し,Gd211添加量とバルク材のJcおよび捕捉磁場特性との関係を調べた。Jcはxとともに増大し,X=7で最大となった。このときの77K, 0TにおけるJcは約10万A/cm2に達した。さらに直径32mmの大型単一ドメインバルクを作製し,77Kでの捕捉磁場密度を調べた結果,x=4の場合には1.5T,x=5の場合には1.85TとJcの向上に対応して捕捉磁場が高くなる傾向がみられた。x=6以上のGd211を含むバルク体の捕捉磁場特性についても現在検討中である。