SUS316鋼の溶体化処理による低温下での熱収縮挙動の変化

Change in thermal shrinkage behavior of SUS316 at cryogenic temperature by solution heat treatment


核融合研,共和電業A
@西村新,山浦義郎A


冷間加工で製作された市販のSUS316板の表裏面にひずみゲージを貼付した後、室温から約8Kまで冷却し、見かけひずみを測定した。その後、ひずみゲージを除去し、溶体化処理を行った後再び同一ロットのひずみゲージを表裏面に貼付し、再度約8Kまでの見かけひずみ測定を行った。その結果、冷間加工後では、表裏面の見かけひずみはかなり異なった変化を示したが、溶体化処理後では表裏面のひずみ変化はほぼ同一であった。このことから、冷間加工時の塑性ひずみ分布は、冷却時に不均一な熱収縮を生じさせ、冷却中に曲げやねじり変形を引き起こすことが明らかになった。