CSモデル・コイル実験結果(2)-クールダウン特性-

Test results of the CS model coil (2) -Cool-down performance-


日本原子力研究所
@加藤 崇,CSモデルコイル実験グループ


初期冷凍はコイルの入出の温度差を50K以下に制御するようコンピューターを用いた自動制御を行い、冷凍重量約180トンのCSモデル・コイルを実質480時間で超伝導転移温度まで冷却した。コイル支持構造物における温度拡散速度が初期冷却時間の支配的要因であった。一方、コイルの上下方向に予め支持構造により荷重をかけており、両者の温度差による応力を計測した。昇温についても同様な手法及び計測を行った。特に昇温では、コイルの戻り低温ヘリウムと室温ヘリウムを熱交換させ、液体窒素等の冷媒消費を軽減する手法を考案した。