山形大学工学部,東北大学金属材料研究所A
@菅野慎介,河合崇,佐藤周平,山田博信,相澤慶二,楠正暢,向田昌志,大嶋重利,西嵜照和A,小林典男A
我々は、Bitter法を用いY-123単結晶の磁束量子の観察を行っている。Y-123単結晶を磁場中冷却し、試料に強磁性体(Ni)を蒸着して磁束量子の観察を行った。試料に印加する磁界を10mTと一定にして観察温度を50〜90Kと変化させて実験を行った。その結果、磁束量子の20秒間での移動距離は60Kまではあまり変化しないが、60K以上では温度の上昇ににより指数関数的に大きくなることが確認された。また、観察温度を50Kと一定にして印加磁場を0.8mT〜12mTと変化させて実験を行い、双晶のピンニング効果についての検討を行ったので報告する。