ハイブリッドマグネットは超電導マグネットで発生するよりもより高い定常磁場を発生することができるが、超電導マグネット部分は大口径の空間にある程度強い磁場を分担するためにかなり大型となり運転や保守が容易ではない。本件では、超電導マグネット部分に冷凍機直接冷却により運転する小型マグネットを想定し、内径５２ｍｍまたは１００ｍｍの水冷銅マグネットを組み合わせた場合を想定した概念設計を行い、超電導マグネットよりも高い磁場を単独水冷銅マグネットより大空間に提供可能となるコンパクトハイブリッドマグネットの可能性を調べた。