人工ピン型NbTi交流用超電導線材のピンニング特性に及ぼすピン材料の影響(5)

東京都立大学大学院 工学研究科, 古河電工A

@朱 贇, 大久保 貴裕, 早川 一水, 三浦 大介, 伊藤 大佐, 遠藤 壮


 人工ピン技術はピン材料やピンサイズを自由に変えることでピンの最適化やピンのメカニズムを調査するのに重要視されている。我々は人工ピンニングセンター(APC)を超電導線材NbTiに導入することにより、線材の高臨界電流密度化と臨界電流密度(Jc)の制御の研究を行っている。今回はピン材料として各超電導材料および常電導材料を導入したNbTi線材のピン力の温度依存性を測定し、それに関連したピンニングのメカニズムを調査した。さらに各種人工ピン導入による上部臨界磁界の温度依存性の違いを調査した結果も報告する。