変圧器や分路リアクトルへの適用を目指した低損失かつ大容量の交流用Nb-Ti導体の開発を進めている。これまでに１ｋＡ級低損失２次撚線導体、さらには１０ｋＡ級大容量導体を開発してきた。電力機器への適用を考えると、これら導体は最終的にはコイル形状に巻線され使用されることとなり、コイル形状における特性評価が重要であると考えられる。そこで今回、１ｋＡ級低損失２次撚線導体を用いたコイルを試作し、その通電特性について試験を実施し、短尺レベルと比較検討を実施した。