岩大工
@藤代博之, 岡本龍哉, 池部 學, 川井研一
低温工学の分野において異なる物質間の接続は多くの場合に存在し、ハンダ付け、接着、機械的圧着などの方法が用いられるが、接続方法の違いによる接触熱抵抗の定量的議論はほとんど行われていない。接触熱抵抗は、過渡的な熱応答を問題にする場合(例えば熱拡散率の測定)には、特に低温で非常に問題になる。今回、銅と酸化物超伝導体YBCOの接続において、異なる方法(ハンダ付け、Agペースト接着、GEワニス接着)で接続した場合の接触熱抵抗の温度依存性を調べた。接触電気抵抗との関係や、以前我々が提案した3点同時測定による熱拡散率決定の際に導出される接触熱抵抗との比較も議論する。