NEC基礎研究所
@日高睦夫,佐藤哲朗,田原修一
電気信号波形を高い時間分解能で測定できるサンプラーを高温超伝導体を用いて開発した。現在このサンプラーを冷凍機で冷却して用いる二つのシステムを開発している。一つは室温試料に流れる電流波形を非接触に測定するシステムであり、振動を嫌うためGMパルスチューブクーラーで冷却している。もう一つは40GHzのデジタル信号波形を高い電圧精度で測定するシステムであり、システムのコンパクトさを強調するためにスターリングクーラーを用いている。デバイスの動作温度は、どちらも40Kを予定している。