ヘリウム冷凍機の能力低下

原研那珂

@秋野 昇,栗山 正明,大賀 徳道,関 宏,棚井 豊,山口 将男


 JT-60プラズマの主加熱装置であるJT-60NBIは14基のビ-ムラインから構成される。各ビ-ムライン内には水素ガスに対して1,400m3/sの排気速度を有するクライオポンプが設置されており、クライオポンプに液体ヘリウムを供給するためのヘリウム冷凍機は、3.7kで1,000L/H(3,000W)の液化能力を有している。ヘリウム冷凍機の運転は、1986年から現在に至るまでに約30,000時間行ってきた。この間の運転で、1991年を境にヘリウム冷凍機の液化能力が低下傾向を示し、1998年末には当初の液化能力の60%まで低下した。調査の結果、液化能力低下原因はタ-ビン入口フィルタへの粒子状物質付着によるタ-ビン系ヘリウムガス流量の低下であることが判明した。本報告は、ヘリウム冷凍機の液化能力低下原因とその対策及び対策後の運転結果について報告する。