クエンチ発生時における交流用超伝導コイルの超音波伝達特性

成蹊大学工学部,電総研A,(株)フジクラB,

二ノ宮 晃,@辺見 努,石郷岡 猛,新井 和昭A,海保 勝之A,山口 浩A,富士 広B,定方 伸行B,齋藤 隆B,


 著者らは、直流用の超電導コイルについて音響的な手法でクエンチ検出が可能であることを検証してきている。これはコイルの両端に一対のAEセンサをとりつけ、一方を送信用、他方を受信用として用い、この間の超音波伝達特性を求めることでコイル内部の特性変化を検出するものである。今回は、本手法を交流用の超電導コイルに適応させて実験的に検討した。これより、交流コイルにおいても直流コイル同様、励磁時の超電導コイル内の機械的応力変化およびクエンチ時の変化を検出する事ができた。