原研、富士電機A
@高橋良和、小泉徳潔、杉本誠、布谷嘉彦、礒野高明、檜山忠雄、加藤崇、中嶋秀夫、西島元、松井邦浩、塙博美、押切雅幸、関秀一、若林宏、高野克敏、宇野康弘、中村恭愁、安藤俊就、辻博史、保川幸雄A、榊喜善A
ITER計画において、46kA級Nb3SnCIC導体を用いたITERモデル・コイルが完成し、据付作業が進められている。本導体は、1080又は1152本の素線を撚り合わせ、圧力損失を低減するための中心チャンネルを有するCIC導体である。コイルの両端において、これらの導体を超電導バスバ−に接続する技術は、コイル本体の製作技術とともに重要なものである。この接続作業は、真空容器内において、限られた空間と形状で行われるので、ハンダを用いることが非常に困難である。また、インジウム・シ−トを挟んで接続する方法では、インジウム・シ−トの表面の酸化膜により、接続抵抗が大きくなる。そこで、インジウム線を挟み、それを潰して接続する方法を開発した。インジウム線の場合、潰すことにより酸化されていない新しいインジウムが表面に出てきて、接続面どうしを接続するので、その接続抵抗は小さくする事ができた。この方法とR&D結果について報告する。