PAIRプロセスBi-2212/Ag多層線材を用いた超電導マグネットの開発

昭和電線電纜株式会社A,金属材料技術研究所B,科学技術振興事業団C

@大谷 望,小泉 勉,長谷川隆代A,熊倉浩明,北口 仁,戸叶一正B,MIAO HampingC


 酸化物超電導マグネットの実用化には、コンパクトで高磁場が得られるよう高電流密度化を計る必要がある。我々が開発したPAIRプロセスは、Bi2212多層線材の超電導特性を更に大きく向上させ、実用的なマグネットの使用導体として期待される。前回、この線材を用いて高磁場応用での電磁力対策を考慮した小コイルを作製した。今回、冷凍機冷却型小コイルを作製し、その超電導特性および冷却特性の評価結果について報告する。