山形大学工学部
@河合崇,菅野慎介,佐藤周平,山田博信,相澤慶二,楠正暢,向田昌志,大嶋重利
本報告では、ビッター法を用い、Bi2212単結晶の磁束格子の観察を行った結果を述べる。前回は、55Kでの磁場中冷却、無磁場中冷却における磁束量子の挙動の違いを報告した。今回は、印加磁場を一定にして温度を変化させ、磁場中冷却で試料に強磁性体(Ni)を蒸着し、磁束格子の変化を調べた。その結果、Tc付近で格子の融解が観察された。更に、印加磁場を変化させて同実験を行い、格子融解温度の検討も行った。