ボア1m級大型伝導冷却式超電導マグネットの開発

94年に高エネルギ−物理学研究所(当時)にXバンドクライストロン用の伝導冷却式超電導マグネットを製作納入以来,GM冷凍機により直接冷却される液体ヘリウムを使用しない超電導マグネットを当社は開発・製作し,ボア径150mm,中心磁界6Tのマグネットを製作・納入してきた。 当社のマグネットは,超電導コイルを収納するクライオスタットと冷凍機を収納するクライオスタットとを分割しており,冷凍機から超電導コイルへの熱伝導率を高くし冷却効率を高くいしていること,極低温部の常温からの断熱が良好なことを特長としている。 近年,より大きな超電導マグネットを液体ヘリウムを使わずに冷却したいとの需要が産業用マグネットを中心に生じてきた。マグネットの大型化に伴い冷却及び常温からの断熱はより困難になる。当社は前述のマグネットを製作してきた技術を活用し, 1)ユーザーが操作しやすいこと。 2)漏洩磁場が小さいこと。 3)メンテナンスが容易であること。を,特徴とした液体ヘリウムを使用しないボア径1m級の産業用伝導冷却式超電導マグネットを開発中である。