拡散法で生成したBi-2212超伝導相におけるF添加の効果

Sr-Ca-Cu酸化物の高融点下地とBi-Cu酸化物の低融点上地の間の拡散反応によりBi-2212相を生成させた。上地にCuOの代わりにCuF2を用いた場合のBi-2212相の生成とその臨界温度に対する影響を研究した。Fを添加すると生成温度が低下してBi-2212相が厚く生成し、臨界温度が約10K上昇した。