超電導送電ケーブルの流動特性 II

酸化物超電導体を用いた超電導送電ケーブルが注目を浴びているが,その冷却方式は基本的には,過冷却窒素を用いた強制冷却方式となる。超電導送電ケーブルの冷却管はコルゲート管のようなフレキシブルな管を用いるが,その圧力損失係数は直管に比べるとかなり大きいことが知られている。しかし,その圧力損失係数に関してはあまり定量的なデータがないため,前回データの整理を行うと共に,簡単な試験装置を用いて圧力損失を測定して報告した。今回は更に前回提案した外部冷却方式で問題となる断熱管内の圧力損失係数に関して検討を行ったので報告する。