加圧超流動He下でのラザフォード型超伝導線積層コイル間の熱伝達特性

高エネルギー加速器研究機構(KEK)では、欧州共同原子核研究機構に建設予定のLHC加速器用超伝導電磁石の研究・開発を行っている。この一環として、超伝導コイルから冷媒である加圧超流動ヘリウムとの熱伝達特性の測定を行い、加速器運転中の超伝導電磁石安定性確保の検証を行なってい、一部の結果については平成9年度春季学会で報告している。今回、さらに電気絶縁部を含めた積層構造コイル内での層間熱伝達構造について実験を進めている。本講演では、この測定結果について報告する。