He II中の固体面にパルス状熱入力が印可された場合の過渡熱伝達の理解は、突発的な熱擾乱が加わった場合にHe II冷却超伝導マグネットがクエンチするかどうかの評価基準として重要である。ここでは、巾3.5 mmから40 mm迄の種々の寸法の片側断熱平板発熱体に、定常臨界熱流束に対応する値を超えた波高値を持つステップ状熱入力を加えた時の過渡熱伝達実験結果を報告する。