我々は液体3He減圧クライオスタットを用い、1K以下の温度域において液体3Heの沸騰熱伝達特性を非沸騰領域から膜沸騰領域まで測定を行ない、1997年春期低温工学・超伝導学会にて発表を行なった。この時、用いた銅製の伝熱面は1500番のサンド・ペーパーで仕上げを行なったが、伝熱面粗さが、沸騰熱伝達特性、特に、核沸騰領域の開始に与える影響を調べるため、極めてフラットな伝熱面を用い測定を行なっている。当日はその結果を以前の結果を比較し議論する。