代表的なパルス管冷凍機内の流動状態を、スモークワイヤー法を用いて可視化し直接観察した。二つのスモークラインで区切られたパルス管内の流体要素の体積変化と圧力振動からP-V線図を求めた。P-V線図の面積から熱力学的な仕事について考察し、ダブルインレット型では、有効な仕事が、オリフィス型よりも増加することを明らかにした。さらに、線図上の軌跡と流動状態の対応から、性能向上と流動状態の関係についても考察した。