我々は、液体窒素温度領域で動作する酸化物交流用超伝導導体の構成法として、転位並列導体を提案した。前回、転位位置のずれによる付加的交流損失の理論解析式を、E=0ラインのずれを考慮して導出した。今回、線材の曲げひずみによる臨界電流の低減をなくすために試料コイルの直径を40mmから60mmにして、再度交流損失を測定したので報告する。