HTS線材を冷凍機冷却マグネットシステム等へ応用するためには、線材の機械的強度の向上が必要となる。我々は、これまでに機械的強度を向上させたAgMg合金をシース材として使用した線材を作製し、小コイルの作製、評価を行ってきた。本報では、この連続焼成により作製した線材を用いて、内径60mm、外径115mm、高さ110mmの高温超電導コイルを「リアクト&ワインド」法により作製し、GM冷凍機によりコイル特性の評価を行った結果を報告する。