銀および銀合金をシース材とした19x7本のフィラメントよりなるBi2212多芯線材丸線について臨界電流とn値におよぼすツイストの影響を調べた。線径の異なる線材について、コイル試料を用いて18Tまでの臨界電流とn値の測定を実施し、ツイストを施すことによってIc-B曲線のヒステリシスが小さくなること、また、n値についても臨界電流と同様のヒステリシスがあることがわかった。さらに、熱処理条件を変えた試料についてツイストの影響の結果を報告する。