C1-19

IBAD法を用いたY系薄膜テープ線材の合成

Y系気相法テープ線材は、短尺試料においては106A/cm2以上のJc値、100A以上のIc値を達成している。一方基材テープを移動させて連続合成した場合においては、テープ移動に伴う合成条件の擾乱等により、この値は達成できていない。この問題を解決し、高特性を保って長尺連続合成を達成するため、配向制御中間層を作製する際のテープ位置依存性、YBCOを合成する際のテープ温度安定性、界面拡散反応、等について調査した結果を、1m級線材の特性、及び今後の対策等を含めて報告する。