Nb3Al超電導線の磁界特性と成型撚線

我々は核融合等の高磁界用にNb3Al超電導線を開発し、高い特性で量産が可能であることを示してきた。12Tで600A/mm2を超える特性を持つNb3Al超電導線を用いて臨界電流の磁界依存性を測定し、低中磁界でも汎用NbTiを超える高い臨界電流密度が得られることを確認した。 また、最近加速器や電磁推進船等、成型撚線を必要とする分野へもNb3Al線材の適用が期待されている。キーストン等の成型撚線での圧縮による性能の変化を調査するために、素線の圧縮を行った後Nb3Al生成熱処理を実施したサンプルを作製し臨界電流測定を行ったが、特性の劣化が起こらないことが明らかになった。また、実際に30本撚りキーストン成型撚線を試作し、撚り戻し素線での臨界電流測定を行い、性能の劣化がないことを確認した。