超電導限流器や超電導発電機といった交流超電導機器のニーズに合わせるため、大容量な電流密度の流せる超電導線材が必要とされる。そこで、人工ピンニングセンターを超電導材料NbTiに導入した。 Nb、NbTa、Taをピン材料として適用して、ピンの材質、サイズ及び配置の仕方の違いがピンニング特性にもたらす影響を調べた。 研究の結果として、Nbピンがほかのピン材料よりも強いピン力を持つことがわかった。Nb人工ピンニングセンターを導入することで、従来型極細多芯超電導線よりもたくさんの電流を流せることが確認できた。