極低温におけるポリエチレン−エポキシ接着強度の評価

 ポリエチレンは無極性高分子であり特に極低温のような環境においては接着強度が極めて低い。そこで、ECRプラズマでポリエチレンフィルムに処理を施したところ、極低温下における接着強度が大幅に向上した。  そこで、この接着強度向上にポリエチレン表面に導入された官能基がいかに寄与しているかをFT-IR、表面エネルギー測定、分子動力学を用いて解析し、あわせてSEM、AFMにより処理フィルムの表面を観察し粗面化による効果も調べたので報告する