超電導マグネットの高応力下での励磁試験

金材技研で開発中の1GHz級NMRマグネットでは、NbTi, Nb3Sn導体を用いて900MHz(21.1T)金属系外層マグネットを製作する計画である。このマグネットは高BJR(180MPa)の下で運転される予定である。よって,マグネットに使用される導体の高強度化と巻線方法の開発が課題としてある。我々は補強部材にTaを用いた、高耐力ブロンズ法 (Nb,Ti)3Sn導体を開発し,これを用いたマグネットを試作した。このマグネットをバックアップ磁場中で励磁し,230MPa以上の電磁応力下での運転を試み,安定に運転できることを確認した。また,NbTiマグネットに関しても同様な試験を行い,250MPaのBJRがかけられた下でも安定に運転する事を確認した。それらの結果から,900MHzNMR用金属系外層マグネットの実現性を検討したので報告する。