超電導発電機は、現用機に比べ発電効率の向上が期せる。その回転子の新評価、監視技術として、我々は、そのAEによる計測を行ってきた。なかんずく、その基本は、回転子用超電導導体の、常電導電播特性の計測である。この、常電導電播特性を、そのAE特性から詳しく解析した結果、興味深い現象が見つかった。即ち、S-N 転移における潜伏時間(〜数十ミリ秒程度)が観測され、それは、該導体が経験する通電電流、磁界、回転数のパラメータと成っていることが判明した。 ここでは、このS-N 転移潜伏時間を中心に、AEの解析結果を述べる