超電導発電機は現用機に比較して,電力系統の安定度向上,効率向上,コンパクト化等の利点があり,次世代の発電機として昭和63年から通産省工業技術院主導によるニューサンシャイン計画の下に超電導発電関連機器・材料研究組合(Super-GM)のなかで70MW級超電導発電機(70MW級モデル機)を対象として実用化を目指した研究開発が進められている。先般,関西電力(株)大阪発電所内の試験センターで低速応型A機の一連の実証試験が終了した。本報告では実施した現地試験結果のうち電気設計法の妥当性を確認するための基礎資料となる,発電機内部の磁束分布及び回転子の磁気シールド効果の検証結果について述べる。