E2-7


数値計算による高温超伝導導体の交流通電損失の解析
豊橋技術科学大学A,岐阜高専B
@稲田亮史A,福永哲也B,太田昭男A


 高温超伝導テープ線材を用いて,低損失電力ケーブルを開発するためには,線材開発とケーブル作製の各段階で自己磁界を考慮に入れた設計を行うことが重要である。これまでに我々はNorrisの方法に基づいた数値計算法を開発し,様々な断面形状を有するテープ線材の交流通電損失特性の解析を行なってきた。多数の素線から成る集合導体を考える場合にも,これらの導体を一つの大きな多芯線とみなすことにより同様な方法で交流通電損失特性の解析を行うことができる。本研究では,素線の配置を変化させた時の集合導体における交流通電損失特性を数値計算により解析した。