E2-20
Ic以上の電流通電時におけるAg-Bi2223単芯テープ線材が示す自己磁界分布と電流分布
豊橋技術科学大学
@河野健二, 大竹敦,太田昭男
走査型ホール素子法を用いて、Ag-Bi2223単芯テープ線材に直流電流を通電し、通電電流による自己磁界分布を液体窒素中で測定した。今回は、Ic以下の電流だけでなくIc以上の電流を通電した状態での測定も行った。なお、Icは1×10-4V/mのクライテリオンで決定した。実験および解析の結果、Icの数倍程度の直流電流を通電しても試料内ではほとんどの電流が超伝導コアに分布していることがわかった。このことから、直流4端子法で測定される電圧発生は、磁束フローによるものが支配的であることがわかった。