E1-6


PAIR 法による Bi-2212/Ag 多層線材の機械特性と長尺化検討
昭和電線電纜 (株), 金属材料技術研究所A
@小泉勉, 長谷川隆代, 北口 仁A, MIAO HanpingA, 熊倉浩明A, 戸叶一正A


 現在、酸化物超電導線材を用いた冷凍機冷却型マグネットシステムの実用化に向けて様々な検討がなされている。しかしながら、線材の臨界電流 (I<SUB>C</SUB> ) が低いという理由で、現在のところ、実用化には至っていない。本報では、PAIR 法 ( Pre-Annealing and Intermediate Rooling ) を用いた、高臨界電流を持つ Bi-2212 多層線材を作製し、機械特性等の調査を行った。77 K, 0 T 中における曲げ歪みに対する I<SUB>C</SUB> は、曲げ歪み 0.4 % まで劣化が認められず、実用的なコイルをリアクト&ワインド法で作製出来ることが示唆された。