D3-17
簡易測定法を用いた交流損失測定における疎巻きの影響
九州大学,昭和電線A
@竹中敦志,白石秀明,柁川一弘,岩熊成卓,船木和夫,熊野智幸A
我々は、超電導線材の交流損失の測定法として、簡易測定法を提案している。この測定法では試料は二層無誘導に巻かれ、その両端に電圧端子が取り付けられている。この端子間電圧を測定することにより、横磁界損失、通電損失、磁界と電流の同時掃引時の損失などの測定が可能である。今回、この簡易測定法を用いて、NbTi多芯線の巻きピッチが異なる数種類の試料コイルの交流損失を測定し、その疎巻きの影響について考察したので報告する。