D3-14


大電流容量交流用Nb3Sn超電導導体の開発
日立電線,東海大学工学部*,Super-GM**
@宮下克己,杉山勝夫,森合英純,鎌田圀尚,太刀川恭治*, 福田州洋**



 大電流容量交流用Nb3Sn・2次撚線を作製した。素線は、交流損失 低減のために各Nb-Ta合金コア周りにCu-4.9at%Sn-2at%Ge/Cu-2.7at%Sn-2 at%Ni-1at%Mn・2層構造ブロンズを配置した。素線径は0.25mm、Nb-Taコア 径は0.17μmである。結合損失低減のためにコア周り以外のブロンズには Cu-2.7at%Sn-2at%Siを採用して高抵抗化すると共に、素線ツイストピッチを1.2mm まで短くした。加工法の検討により、断線することなく、均一な断面を有 する線径0.25mmの素線を作製できた。500〜525℃×100hの熱処理後に素線 粒界破面をSEM観察した結果、多少のフィラメント変形は観察されたもの の、ほぼ均一なNb3Snフィラメントが生成されていることを確認した。1次 撚線として、素線を12本撚り合わせた(12+1)本・撚線を作製し、更に1次 撚線を12本撚り合わせた(12+1)×(12+1)本・2次撚線を作製し、525℃× 100hの熱処理をArガス中で行った。熱処理後、2次撚線の交流クエンチ電 流と交流損失を測定した。