D1-9
超高強力ポリエチレン繊維及びその複合材料の熱伝導特性
東洋紡・総研A, 岩手大・工B
@鹿島俊弘, 山中淳彦A, 藤代博之, 池辺 學B
超高強力ポリエチレン繊維(Dyneema, DF)及びその複合材料(DFRP)はスチールと同等以上の高い熱伝導率を持つことは既に報告した。本報ではDFの延伸倍率を変え、弾性率の異なるものについて10〜260Kでの熱伝導率及び熱拡散率を測定し繊維の結晶構造との関係について考察した。 その結果、熱伝導率は弾性率の上昇とともに増大し、伸びきり鎖構造の生成と深く関わっていることが示唆された。