D1-19
自動交流損失測定装置の開発(3)
九州大学超伝導科学研究センター
@小川昇,岩熊成卓,船木和夫
我々は超伝導導体の特性の中で重要なものの一つである、交流損失の自 動交流損失測定装置の開発を目指して研究している。当研究室で行っている測定法は電磁気的測定法と呼ばれるもので、交流磁界中でコイル状 に巻かれて試料の外側にピックアップコイルを内側にキャンセルコイルをそれぞれ同軸状に配置し、前者から磁化を後者から磁界を評価し、交 流損失を求めるという方法である。
今回は、従来まで誤差を1周期あたりの等価的交流損失として評価して きたが、今後は測定回路の位相誤差としての定量的評価を行っていく予定である。