D1-12
エポキシ複合材の熱伝導率モデル
名大理A、核融合科学研B、岩大工C、成蹊大D
@佐藤利和A, 山口作太郎B,伊藤崇C,能登宏七C,
二ノ宮晃D
高熱伝導率エポキシ複合材の開発に、スタイキャストと窒化アルミ粉末を混ぜたサンプルを作り、低温での熱伝導率を測定した。樹脂と窒化アルミの熱伝導率は3桁以上異なるので、このような材料の混合はパーコレーションによって説明される。しかしながら、パーコレーションを特徴付ける侵透確率は実験データから明確に観測されない。また、熱伝導率は市販の複合エポキシ樹脂より高くなったが、予測される熱伝導率は実験値より高いことなどから、パーコレーションの物理について調べる必要を生じた。このため、樹脂に金属粉を混ぜることにより、熱伝導率と電気伝導率を同時に測定し、それぞれ独立にパーコレーション過程を調べる。