C1-2
交流熱負荷に対する熱伝達特性
電子技術総合研究所
@淵野修一郎，玉田紀治，石井格，岡野眞
超電導体の交流応用が盛んに行われているが，ミクロに見た場合，フィラメントには交流が印加されるため，発熱も周期的に変化する。以前Pt-Co細線を用いて直流負荷を印加した場合の気泡の離脱周期を測定したところ10〜20ｍｓであり，商用周波数の周期とほぼ同じ位であった。従って，周期的な熱負荷を印加した場合には，気泡離脱周期が熱負荷の周期に影響されて変化することが予想される。今回，気泡離脱周期が熱負荷の周波数にどのように影響を受けるかを測定したので報告する。