C1-16



200MW級全超電導発電機用磁束ポンプの概略設計
佐賀大学理工学部,熊本工業大学A,京都大学工学研究科B
築地 浩,野口義夫,向井栄一A,星野 勉B,@牟田一弥B



 最近の冷凍機の進歩により超電導機器の汎用性の可能性が高まって来ているが、超電導発電機をはじめとする超電導機器類の励磁システムの改良検討も、高効率化を図る上で、必要不可欠である。超電導現象を応用した磁束ポンプは、従来の励磁系における熱侵入やジュール損等のディメリットを全てクリアでき、大電流を発生することから励磁系改良には有用である。しかし、発生電圧が微小なため、励磁時間に問題がある。  本研究では、複数の磁束ポンプを直列接続したいわゆる多基接続磁束ポンプを検討し、出力電圧向上を図ってきた。  今回、Super-GMでも開発中の超電導発電機と同程度の200MW級全超電導発電機の界磁励磁用磁束ポンプの概略設計を行い、その特性について報告する。